独自ドメインのメールアドレスを利用するための3ステップ

自分だけのドメインのメールアドレスを作ろう

独自のドメインを使用してメールを運用するために必要なものは「サーバー」と「ドメイン」です。それぞれについて説明をします。

1.サーバーの準備

サーバーとはサービスを提供するコンピューターのことをいいます。

独自ドメインのメールを運用するためにはメールサーバーとDNSサーバーが必要となります。

しかしながら、自前でサーバーを立てるとなるとコンピューターの調達だけではなく、そのコンピューターへの設定や、セキュリティ、運用などの専門知識が必要となり、素人が手を出せる話しではありません。

そこで、レンタルサーバーサービス(ホスティングサービス)を利用することをオススメします。

レンタルサーバーサービスはホームページ(ウェブサーバー)やメール(メールサーバー)の運用などに必要な、物理的な物としてのコンピューター(正確にはコンピューターの資源配分)、必要なOS、アプリケーションの提供、各種運用サービスが含まれています。

レンタルサーバー業者と契約することにより、高度な知識を要することなくメールサーバーの運用が可能となります。

業者もプランもピンキリですが、メールサーバーのみの運用ということであれば、それほど高いものではなくても基本的には問題がありません。

いくつか代表的なレンタルサーバー業者と概ねの金額をリストアップします。

金額に若干開きがありますが、100円台/月のものはどちらかといえば個人や個人事業主を、お高いところは法人を客層にしているイメージがあり、サーバースペック、拡張オプションの多様性、保守サービス、照会サービスの違いがあります。

既に書いているとおり、メールアドレスを取得したいという理由のみであれば、あえて高いところを選択する必要はありませんので、ロリポップ!あたりが狙い目だと思います。

2.ドメインの取得

好き勝手にネット上の住所にあたるドメインを付けれるわけではありません。

ドメインはレジストリという機関で管理されており、レジストリにドメインを登録する業者をレジストラといいます。

独自ドメインを取得するためには、レジストラにそのドメイン名をレジストリに登録をしてもらうことが必要です。直接レジストラ業者にお願いする方法と、レジストラ業者の代理店(ここでは便宜的に両者を併せて「レジストラ」と表記します)にお願いする方法があります。

レジストラには次のような業者があります。
ドメイン取得にかかる価格は、業者やドメインの種類(.comであるtか.jpであるとか)により異なります。ドメインの種類によっては数十円のものもあります。

レンタルサーバー業者とのつながりがあるところや、レンタルサーバーの運用会社が代理店の場合もあります。(ロリポップ!ムームードメインの運営会社は同じ)
そういったことから、レンタルサーバー業者がオススメしているレジストラ等を利用した方が各種設定が楽なケースが多くあります。

申込みに際して、レジストラのホームページで自分が取得したいドメインが既に登録されていないかの確認ができますので、いくつか候補を用意して挑みましょう。

以前は「.jp」、「.com」といったドメインが主流でしたが、当サイトのように場所をイメージさせるご当地ドメインなどもあり、かなり幅が広がってきています。

3.各種設定

レンタルサーバーの契約、ドメインの発行作業が完了しましたら、メールを利用するためのサーバー等の設定を行います。

DNSの設定

  • レジストラに対して、ドメインとサーバーIPの結びつけを行うDNSサーバーの登録を依頼します。
  • レンタルサーバー業者にDSNサーバーに対してのドメインの定義設定を依頼します。

なお、これらはレンタルサーバーやレジストラの管理画面にて簡単に行えますし、レンタルサーバーとレジストラ等が提携している場合には、更に簡単な作業で済みます。

メールサーバーの設定

1つのメールサーバーで複数のアカウント(@よりも前の部分)のメールアドレスを発行することができます。お好みのアカウントを作成してください。

レンタルサーバーの管理画面で簡単に行えます。

メーラーの設定

メールソフトなどでメールを確認するためには、メールソフトにPOP/IMAPサーバー、SMTPサーバー等の設定が必要となります。これは、レンタルサーバー業者だからということではなく、プロバイダなどからもらうメールアドレスでも行わなければならない作業です。

なお、最近ではメールソフトを利用してメールを確認するのはなく、ブラウザで確認をするWEBメールサービスを提供しているレンタルサーバーがほとんどです。
WEBメールサービスを利用する場合には特段の設定は不要です。(アクセスのためのPWが必要)

まとめ

かなり長文にはなってしまいましたが、実際にやるべきことはそれほど多くはありません。

コストについては、初年度は初期費用が数千円かかっていまうことがあるものの、やり方次第ではランニングコストとしては年間2,000円以内で完全オリジナルのメールアドレスを持つことが可能です。

是非とも他の人に差を付けてみましょう!

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