0,1というビットでデータを扱うコンピューターに文字を扱わせるには、裏でコードとして処理させるしかありません。
コンピューターで使用している文字は、内部的には規格化されたコードで管理されています。
これらコードにはUnicode、JISコード、Shift-JISコードなどいくつかの規格があります。
例えば「嫣」という漢字。
コンピューター内部では、この漢字を
Unicode | 5AE3 |
Shift-JISコード | 9B60 |
JISコード | 5541 |
という形でデータとして扱っています。
普段、パソコンを利用していて、このコードを全く意識する必要もありませんし、このコードを見ても何のことか分かりません。
でも、このコードを使うと便利なことがあります。
Unicode、JISコード、Shift-JISコードを使って文字を出してみよう!
特定の漢字を出したいときに、音読みや訓読みが分かれば、それで変換すれば概ね出てきます。
それでも出てこないときには熟語で変換して不要な文字を消せば良いだけです。
例えば「竹」という漢字を出したければ「たけ」「ちく」で変換。
仮にそれで出てこなければ「ちくりん」を変換させて「林」を消せば良いだけですよね。
では、冒頭の「嫣」という漢字。
私の知識では読み方分かりませんし、熟語も思い当たりません。
このような場合、Windowsの日本語入力ソフトであれば「IMEパッド」を立ち上げて、マウスで手書きで出す方法がありますね。
ただし、書き順の問題や、綺麗に書けないとIMEパッドでうまくいかない場合もあります。
そして私のように電話オペレーターとして働いていて
『「嫣」という字が出ないのですが、どうすれば良いですか?』
と聞かれた場合ですが、こういう質問をする人は、そもそも「IMEパッド」の存在すら知らないので大変です。
この時に便利なのが、先にあげた各種文字コードです。
「5AE3(5あえ3 でも可)」と入力して「F5」キーを押して変換
「9B60」と入力して「F5」キーを押して変換
「5541」と入力して「F5」キーを押して変換
ななな、なんと!!「嫣」という漢字が候補にあがってきます。
これを知っていれば、難しい漢字を相手に伝えるのも簡単ですよね。
うちの子供も「允」という漢字が名前に入るのですが、毎度のこと「充」と鍋蓋が付いてくるわけです。
そんなときに『「5141」と入力して「F5」で変換』と伝えるとスマートで格好良いかもしれません(笑)
次ページ以降で文字のコードを調べる方法をご紹介します。
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