ホームページによっては入力できる文字が限定されている
インターネット上で買い物をする際には、様々な情報の入力を求められます。
文字の入力の際に、見た目は同じように見えても、また日常生活においては差し支えない違いであっても、その違いは次のようにコンピューターにとっては大きな違いです。
- 大文字の「A」と小文字の「a」は全く別物です。
- 半角「A」と全角「A」は全く別物です。
企業側は顧客から入力された情報を効率良く利用するため、「住所は全角のみで入力しなければならない」といった入力条件を設けていることが多くあります。番地に半角数字や全角数字が混在すると、色々と面倒なことがあるのです。
一般的に次のようなルールが多いように思います。
- ユーザーID、パスワードは半角英数
- 氏名、住所は全角文字
英数字のみの入力項目には半角のみ、漢字やひらがなが含まれる場合には全角文字のみの入力というイメージです。
ホームページ上で、ID入力欄は「半角英数で入力される」というようにプログラム制御することは可能ですが、一部ブラウザではこの機能が作動しなかったり、パソコン側で入力モードを変えてしまうと、全角で入力できてしまうことがあります。
冒頭のオペレーターと顧客の会話を振り返りましょう。
おそらくIDなどの英数字のみの入力箇所についての照会なのでしょう。
オペレーター:入力できるのは半角だけですので、アルファベットは半角で入れてくださいね。
相手:ちゃんと小文字で入れてるよ!
オペレーターはABCDabcd1234というように「横幅の狭い文字を使ってください」と言っていますが、相手はAとaの違いを言っているように聞こえます。「a」と半角で入力すべきものを「a」と全角の小文字アルファベットを使ってしまっている可能性を否定できません。
まとめ
人間は見た目で判断できますが、原則コンピューターはそれぞれの文字を別の文字として判断します。
IDなどの英数字項目には半角英数(旧直接入力)モードで半角で大文字、小文字をしっかりと区別して入力を心がけてください。
まずは半角/全角の概念をしっかりと理解しましょう。