ページ: 1 2
Windowsパソコンからの「ping」の投げ方
ネットワーク上の特定の機器との疎通確認方法の1つにpingを投げる方法があります。
ここではWindows7のパソコンを例に、コマンドプロンプトからpingを投げる方法をご紹介します。
- 画面左下の「スタート」ボタンを押してメニューを表示し、「プログラムとファイルの検索」欄に「cmd」と入力してエンターを押す。
コマンドプロンプトの立ち上げ方 - コマンドプロンプトが立ち上がる
コマンドプロンプト画面 - コマンドプロンプトのコマンド入力欄(「>」の後ろ)に「ping半角スペース 相手のIPアドレス」と入力しエンターを押すと、相手にpingが投げられます。
(例)ping 192.168.0.1
※ 相手がWindowsパソコンの場合で、相手のIPアドレスを確認するには、相手パソコンでIPアドレスを調べてください。
相手:192.168.0.1へのping送信
「ping」の送信結果
pingコマンドを実行すると4回のping送信が行われます。
その際の結果は、原則以下のいずれかとなります。
正常に返事が返ってくる場合

この例では4回投げて全て応答があり、平均的に1ミリ秒で返事も返ってきており良好と判断できます。
返事が無い場合

この例では4回投げて、全てにおいて「宛先ホストに到達できません。」との結果となり、相手との通信ができていないことを意味します。
このような結果になる理由は主に次のとおりです。(自分は問題ないという前提)
- 相手機器の通信機能の障害
- 相手機器と自分のPC間の通信機器の障害
- 相手機器と自分のPC間のファイヤーウォールにてpingが通らない設定となっている。
まとめ
もともとの事例「ネットワークプリンターで印刷ができないという事象」について考えます。
pingを投げて正常に応答があった場合には通信には問題がないので、プリンターの印刷機能の障害を疑いましょう。
一方、pingで応答が無い場合にはプリンターの通信機能を含めた障害、またはプリンターと自分のPCの間にある通信機器の異常を疑いましょう。
pingも含めて様々な機能を利用しながら、ネットワーク障害の原因を徐々に絞り込んでいきましょう。
ページ: 1 2